一般的に「神経を取る」と言いますが、神経だけでなく血管も含む歯髄を取り除きます。神経は脳からつながっていて、血管は心臓から送り出された血液が通っており、歯は大切な臓器の一つです。歯髄を取ってしまうことが、ダメージにならないわけがありません。

状態が悪い歯でも残せる可能性があるなら残す方向で治療するため、慎重で細やかな作業が必要となり、1回の治療時間が長く通院回数も増える傾向があります。ご負担に思われるかもしれませんが、その歯の寿命を保つために必要な時間だとご理解ください。

再発で患者さまが痛みに苦しむことがないよう、虫歯は残さず取り除きます。結果として神経を残せないケースはあるものの、患者さまのために歯を長持ちさせるよう全力で治療しております。

同時に、毎日の歯磨きもレベルアップできれば、より長くお口を清潔に保つことができます。そのため、患者さまごとにレベルアップできそうなポイントをお伝えするようにしています。

「痛くなったら治療を受けよう」「歯に穴が開いたら受診すればいい」という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、症状が出てからでは遅いのです。虫歯治療で削った歯は人工物で補うことになりますし、歯周病が進行して骨が減り始めたら基本的に元通りにはならないからです。

何もせずにいたら、虫歯も歯周病も発症・進行してしまいます。ご自分の歯を守るため、定期的に通院し、予防を始めてください。

矯正はお口元の見た目が整うことに加え、噛み合わせが改善されて歯にかかる力のバランスも良くなります。さらに、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防という意味でもメリットがある治療です。

当院では、矯正歯科の立場からだけでなく、院長が一般的な歯科治療の立場からも意見を出し、より良い治療計画にしています。歯並びのお悩みは、当院でご相談ください。

お口の中でも奥歯は、病気になって抜歯することになりやすい傾向があります。一方で、もっと奥に生える親知らずは、向かい合う歯がなかったり高さが足りなかったりして、歯として機能していないケースが少なくありません。そこで、親知らずもいったん抜いて抜歯する歯の代わりに移植しようというわけです。

使わない親知らずが残っていること、抜歯する歯と親知らずのサイズが合うことなど、歯牙移植には条件があります。全てのケースに歯牙移植が適応できるわけではありませんが、この方法が可能であれば保険適用で治療できます。ご興味がある方は、院長までご相談ください。